【事 例】
体調の悪さを訴えていた社員が自律神経失調症と診断されました。この社員は二年前に統合失調症で入院歴があります。ASKのデータでは「SE:持久性」の座標軸が6ポイントを示しており、それほどストレスを強く感じていないのでは・・・と思っていましたがグラフのどこを見ればいいのでしょうか?
分析結果は・・・
【分 析】 「SE:持久性」の座標軸が6の場合はうつ状態ではないと思われます。しかし、この被験者の場合、「WSW:活動性」の座標軸の1のポイントが気になります。本人は体が重く感じられ、そして言動が緩慢になっているのではないでしょうか。かなり、しんどい状態だと思います。
非社会的になったり、幻聴があったり、異常行動があったりする場合、多くのケースで「WSW:活動性」の座標軸ポイントが極めて小さく表示されます。また合わせて「積極性」、「革新性」も小さくなります。今回のように「W:積極性」の座標軸ポイントが0の場合、 仕事に対するモチベーションが低下している状態を示します。仕事に前向きに取り組むことは難しいでしょう。
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